家族で海外旅行を計画するとき、目的地選びで大切にしていることがあります。それは、大人が行きたい場所だけではなく、子ども自身が「行ってみたい」と思える場所があることです。

今回のホーチミン旅行では、観光地を効率よく巡ることよりも、子どもが何に興味を持つのかを大切にしました。結果として、旅の中で特に印象に残ったのは、有名な観光スポットだけではありませんでした。

前年の体験を覚えていて「もう一度行きたい」と思った場所。現地で新しく見つけた興味。予定を少し変更しながら、家族で作っていった時間そのものが、大きな思い出になりました。

この記事では、小学生と一緒に訪れたホーチミン旅行について、実際に感じたことや、子連れ旅行で参考になりそうなポイントをまとめます。

なぜホーチミンを選んだか

ホーチミンを旅行先に選んだ理由の一つは、街歩きから食事、体験まで、家族それぞれが楽しめる可能性があると感じたことでした。

海外旅行では、子どもの成長によって楽しめる内容が変わります。大人にとって魅力的な歴史や文化も、子どもにとっては興味を持つきっかけが必要です。

サイゴン中央郵便局の正面と周辺の街並み
歴史的な建物と活気ある街並みが共存するホーチミン。

そのため今回の旅行では、次のことを大切にしました。

  • 街を歩いて発見する
  • 現地の食事を楽しむ
  • 子どもが興味を持ったものを深掘りする

予定通りではなく、家族で変えていった旅

旅行前には行きたい場所をいくつか考えていました。しかし、実際の家族旅行では、すべてが予定通りに進むとは限りません。

暑さ、移動時間、子どもの疲れ具合、その日の気分。大人だけの旅行なら予定を優先できますが、子どもと一緒の場合は、その時の様子を見ながら変更することも大切です。

今回も、予定を調整しながら、その日に一番楽しめそうな場所を選びました。結果として、計画段階では想像していなかった思い出が生まれました。

予定をすべて守ることを優先せず、暑さや移動時間、子どもの疲れ具合を見ながら、その日の過ごし方を調整しました。

古銭探しの日には家族が二手に分かれ、上の子は古銭探しへ、下の子は公園で小さなトカゲを追いかけて過ごしました。全員が同じ予定をこなすのではなく、それぞれの興味に合わせることも、家族旅行の選択肢になりました。

子どもの「もう一度行きたい」が生まれた場所

スイティエン公園|前年の記憶が今年の旅を作った場所

今回のホーチミン旅行で、子どもたちが楽しみにしていた場所の一つがスイティエン公園でした。理由は、前年のホーチミン旅行で体験したワニへの餌やりでした。

子どもたちはこの体験を「ワニ釣り」と呼んでいました。実際には餌を付けた棒を使った餌やり体験ですが、餌に食いつく瞬間のワニの力強さが強く印象に残ったようです。今年の旅行でも楽しみにしており、今回も一人ずつ餌やりを体験しました。

スイティエン公園でワニに餌を与える子ども
子どもたちが「ワニ釣り」と呼んで楽しみにしていた餌やり体験。

子どもにとっては、初めて見る場所よりも、一度経験して「もう一度やりたい」と思った場所の方が、特別な意味を持つことがあります。

スイティエン公園での体験は、別記事で詳しく紹介する予定です。

古銭探し|子どもの興味が旅の目的になった瞬間

今回の旅行でもう一つ印象的だったのが、古銭探しでした。旅行では、大人が決めた観光地を回るだけではなく、子ども自身の興味が新しい体験につながることがあります。

古い紙幣や硬貨を探すことは、単なる買い物ではありませんでした。その国の歴史や文化に触れるきっかけになり、子ども自身が調べたり考えたりする時間になりました。

店先で古銭や旧紙幣を探す子ども
店先の品物を一つずつ見ながら、気になる古銭を探しました。

ホーチミンで古銭を探す|Le Cong Kieu Antique Street訪問記

小学生と楽しめたホーチミンの場所

ダムセンウォーターパーク

暑いホーチミンで、子どもが思い切り楽しめた場所の一つがダムセンウォーターパークでした。街歩きや観光が続く旅行では、子どもが体を動かせる時間を入れることも大切です。

水遊びを楽しめる場所があることで、旅行全体のバランスが取りやすくなりました。詳しい体験は別記事で紹介する予定です。

チョロン散策

チョロンでは、市場や街の雰囲気を楽しみました。観光地を見るだけではなく、現地の日常に触れられる場所として印象に残りました。

市場の雰囲気や食文化を見ることは、子どもにとっても海外を感じる経験になります。チョロンと街歩きについても、別記事で紹介する予定です。

家族で選んだホテル

今回の旅行では、滞在する場所によってホテルの役割を分けました。

Saigon Kiko Hotel

Saigon Kiko Hotelは、ファングーラオ通りにある旅行者の多いエリアで、到着後の街歩きの拠点として利用しました。デタム通りやブイビエンに近く、フードコートのあるセンスマーケットも徒歩圏です。到着直後に必要になる両替店や銀行ATMが多かったことも、宿泊先として選んだ理由でした。古銭探しの日には、ホテルからGrabでホーチミン市美術館付近まで移動し、レ・コン・キエウ通りへ向かいました。

Somerset Chancellor Court

Somerset Chancellor Courtは、家族で数日過ごす滞在拠点として利用しました。

ホーチミンでは外を歩くだけでも汗をかくので、部屋の洗濯乾燥機で毎日洗濯できたのは助かりました。洗剤も毎日用意されていたので、着替えを洗いながら過ごせました。

食事はGrabFoodを利用することもありました。部屋に食器やカトラリーがあるので、注文した料理を家族で取り分けて食べることができました。

また、子どもが外出したくないときにはプールで水遊びをしたり、部屋のテレビでYouTubeを見たりして過ごしました。テレビは日本語検索に設定することで、日本語の動画を見ることもできました。

こうした過ごし方ができたことで、毎日観光を続けるのではなく、その日の疲れ具合に合わせてホテルで過ごす時間も選べました。子ども連れの旅行では、ホテルを単に「寝る場所」と考えるのではなく、家族が自分たちのペースを取り戻せる「旅の拠点」として選ぶことも大切だと感じました。

Holiday Inn & Suites Saigon Airport

Holiday Inn & Suites Saigon Airportは、帰国前の滞在先として利用しました。帰国便が早朝だったため、旅の終盤は観光予定を増やすことより、空港への移動負担を抑えることを優先しました。

実際に行って分かった移動・食事

ホーチミンでは、暑さや移動距離、子どもの疲れ具合に応じてGrabを利用しました。古銭探しの日には、Saigon Kiko Hotelからホーチミン市美術館付近までGrabで移動しています。

目的地の近くまで移動した後、レ・コン・キエウ通りへ向かって街歩きを続けました。

GrabではEV車を選択できました。今回私が利用したときは、EV車の方が安く、乗り心地も快適でした。

また、現地の食事では、家族で食べられるものを探しながら楽しみました。海外旅行では、すべてを日本と同じように考えるのではなく、現地で選択肢を見つけることも楽しみの一つです。

小学生連れホーチミン旅行で感じたこと

今回の旅で大切にしたのは、「子ども向け観光地を数多く回ること」ではなく、「子どもが興味を示したものに、もう一歩近づいてみること」でした。

前年のワニ餌やりを覚えていて再訪を楽しみにしたスイティエン公園と、古銭・旧紙幣を一つずつ探した時間。大人が予定していた旅が、子どもの発見によって少しずつ変わっていきました。

子どもの「好き」が旅の行き先や過ごし方につながったことで、家族それぞれの興味を大切にしながら旅を組み立てられました。

まとめ

家族旅行は、予定通りにすべてを回ることだけが成功ではありません。

その場所で子どもが何を感じるか。何を覚えて帰るか。そして「また行きたい」と思える体験が生まれるか。

それも、家族旅行の大切な価値だと思います。

ホーチミンで過ごした時間は、観光地を訪れた記録だけではなく、家族で発見を共有した7泊8日の旅になりました。

レ・コン・キエウ骨董通りで古銭・旧紙幣を探した話

ホーチミン家族旅行2026の記事一覧へ戻る